2024年7月に弊社がフルデザイン(全体企画、プラン、ファサード、内装、庭園、コミュニティ)をした店舗兼共同住宅に庭を用意した新たな提案が形となりました。

本計画は建築物(店舗・共同住宅)と庭による、それぞれの個を生かすことで社会性を付与したコミュニティの創出と共鳴による相乗効果を目指した。COVID-19の蔓延により世界はあらゆる変化を遂げたことであろう、日本国内では生活様式、多種多様性、個の生き方が上げられる。現在の日本においても、あらゆる変化を取り入れていかなければ時代に淘汰されることであろう。また家庭環境や地域とのコミュニティの希薄化などの問題解決をすることも然り。今後の建築においてもその限りではない。ただ建築単体では難しい。社会の最小単位である「家庭」の言葉のとおり、家と庭が一体であること、分断せずに和を保つことが大切ではないかと先人の言葉にヒントを見出したデザインである。今回は個を大切にしながら、他の個を尊重し、一体の空間を共鳴により「HiBiKi」としてデザインすることで集客性・持続性を可能とする新たな空間を創出した。